「クロス取引、聞いたことはあるけど具体的な流れがよくわからないよ」
そんな方は多いのではないでしょうか。この記事では、SMBC日興証券を使ったクロス取引の方法を画面キャプチャーを使って分かりやすく解説しています。
SMBC日興証券の特徴は何といっても「銘柄の在庫の多さ」です。SMBC日興証券は無期限の信用取引ができる銘柄が多数あります。クロス取引にはかかせない証券会社です。
ぜひこの記事をじっくり読んでクロス取引に挑戦してみてください!
【最初に】クロス取引の流れを掴もう!
全体的な流れは上記のような感じです…他の証券会社と比べるとちょっと複雑ですよね。
これは、買い注文のコストを安くするために複雑なステップを踏んでいます。
普通に株を現物買いすると手数料が数百円取られてしまうですが、「ステップ②信用買い⇒ステップ③現引き」の手順だと手数料が無料になります。信用買いをする分の金利が一日分(10円ほど)かかりますが、圧倒的にコストが安くなります。
この記事ではこのコストが圧倒的に安くなる手順で紹介しています。
ステップ①:信用売りの注文をしよう
ステップ①の信用売りの注文は、権利付最終売買日の営業がはじまる前(午前8時59分まで)に行う必要があります。
また、権利付最終売買日が近づくにつれて取引できる在庫は少なくなっていきます。このため、早すぎず遅すぎず、タイミングを見計らうことが肝心です。
「信用売り」の操作手順
1-1.「お取引」タブをクリックする
1-2.「取扱銘柄一覧」をクリックする
1-2.証券コードを入力して検索する
この画面の「売建可能数量」が0株になると、在庫切れのため信用売りができません。
(この例では4,400株と表示されているため、信用売りが可能ということになります)
2-1.信用売りの注文を入力する
【入力は間違えずに慎重に!】
・返済期限 ⇒ 3年(一般信用)
・注文数量 ⇒ 株主優待取得に必要な株数
・注文単価 ⇒ 成行(寄成)
・期間 ⇒ 当日中
・口座区分 ⇒ 特定口座
(ここは人によって異なりますが、たいていの人は特定口座です。)
2-2.注文内容を確認後に「注文する」をクリック
2-3.信用売りが完了!
ステップ②:信用買いの注文をしよう
「ステップ①の信用売り」の注文が完了したら直ちに「ステップ②の現物買い」の注文を出しましょう。日をまたいでしまうと、それぞれのポジション(信用売り・現物買い)で保有価格が異なってしまい、損失を被る可能性があります。
株価変動リスクを回避するために、信用売りと同じ日のタイミングで行うことが重要です。
「信用買い」の操作手順
1-1.お取引タブから「取扱銘柄一覧」へ移動する
1-2.証券コードを入力して検索する
2-1.信用買いの注文入力をする
【入力は間違えずに慎重に!】
・返済期限 ⇒ 6ヶ月(制度信用)
・枚数 ⇒ 株主優待取得に必要な株数
・価格 ⇒ 成行(寄成)
・期間 ⇒ 当日中
・口座区分 ⇒ 特定口座
(ここは人によって異なりますが、たいていの人は特定口座です。)
2-2.確認後に「注文する」をクリックする
2-3.信用買いの完了!
ステップ③:信用買いのポジションを現引きをしよう
信用買いのままでは優待品が受け取れないため、現引きが必要です。つまり、信用買いの決済を行い、代金を支払って現物を引き取ります。現引きをすることで現物を確保し、株主優待を受け取る権利を得ることができます。
現引きのタイミングは、信用買いのポジションを保有した後ならいつでも可能です。場中でも注文できるので、忘れずに早めに現引きを行いましょう。
「現引き」の操作手順
1-1.お取引タブの「縦玉一覧(返済・現引・現渡)をクリックする
1-2.「現引」をクリックする
2-1.注文数量を入力して「注文内容を確認する」をクリックする
2-2.確認して「注文する」をクリックする
2-3.現引注文が完了!
ステップ④:現渡しをしよう
ここで最後のステップになります。
ステップ①の信用売りのポジションを現物で決済します。いわゆる現渡しという作業です。この作業を忘れてしまうと貸株料が膨大に膨らんでしまうことになってしまうので、忘れずに行いましょう。
「現渡し」の操作手順
1-1.「縦玉一覧(返済・現引・現渡)」をクリックする
1-2.「現渡」をクリックする
2-1.注文数量を入力して「注文内容を確認する」をクリックする
2-2.内容を確認して「注文する」をクリックする
2-3.現渡が完了!
ここまで作業すればクロス取引が完了です。
あとは株主優待が到着するのを待ちましょう!
よくある質問と答え
まとめ
今回はSMBC日興証券のクロス取引方法を説明しました。
キャプチャー付きなので分かりやすかったと思います。ぜひ参考にしてチャレンジしてみてください
以上、ペンギン(@pengin_kabu)でした。
クロス取引について解説中!